ワクチン・予防医療
当院では予防医療も行っています。
動物の感染症には人への感染が報告されているもの(人獣共通感染症)があり
わんちゃん、ねこちゃんへの感染症予防は人への人獣共通感染症対策にもつながります。
各種予防
混合ワクチン
当院では混合ワクチン接種を行っています。
犬では8種混合ワクチン、猫では3種および4種混合ワクチンを扱っています。種類については相談ください。
犬
8種混合 犬ジステンパー
犬伝染性肝炎
犬アデノウイルスⅡ型感染症
犬パラインフルエンザウイルス感染症
犬パルボウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症
犬レプトスピラ感染症(カニコーラ、イクテロヘモラジー)
猫
3種混合 猫ウイルス性鼻気管炎
猫カリシウイルス感染症
猫半白血球減少症
4種混合 3種混合+猫白血病ウイルス感染症
狂犬病ワクチン
狂犬病は人を含めた哺乳類全般に感染し、発症すると治療法がない危険な病気です。国内の動物では1957年(昭和32年)発生報告が最後になっています。生後91日以上の犬の飼い主さんは1年に1回の予防接種が義務付けられています。
各種予防
フィラリア
蚊が媒介する犬糸状虫の感染によって起こる病気です。この犬糸状虫は最終的に犬の心臓に寄生します。咳や食欲不振、腹水、黄疸、呼吸困難などの症状があらわれ死に至ります。当院では毎年4月から12月まで、月に1回の予防を推奨しています。
ノミ・マダニ
草むらなどに入っていくことで動物の毛に付着してくる外部寄生虫の仲間です。痒みだけでなく、吸血されることで貧血になることもあります。これらの寄生虫は人が刺されることもあり強い痒みを伴います。また、まだには重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスを媒介することがあり、人でも死亡報告がされています。
予防薬は飲み薬と背中にたらすスポット剤がありますので相談ください。
消化管内寄生虫
胃腸などの消化管に寄生する寄生虫の仲間です。下痢やお腹の張り、吐き気、体重減少を伴うことがあります。感染経路は様々で小型の動物を捕食することで感染します。
現在、ノミ・ダニの予防薬と合剤になっているものも多く、同時に予防が可能です。
マイクロチップ
2022年6月1日からブリーダーやペットショップではマイクロチップ装着が義務化されました。
以前より犬・猫を飼育されている飼い主さんには努力義務とされています。マイクロチップは天災などの不測の事態で飼い主さんと離ればなれになってしまった際に、チップに登録されている情報を読み取ることで飼い主さんがわかります。チップの挿入と環境省への手続き案内は病院で行っています。詳しくはお問い合わせください。
マイクロチップ挿入用の針になります。
チップは首の後ろに打ち込みます。
リーダーで読み取ってチップが挿入されているのを確認して終了です。
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